Raven

博士と彼女のセオリーのRavenのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
5.0
スティーブン・ホーキングについてかと思ったが、彼の彼女/妻について描かれていて良かった。
エディ・レッドメインは、演技が素晴らし過ぎて本当に病気にかかっているかのようで、演技を観ていて涙が出てしまった。普通の人のように、できた事ができない辛さや自分の想いを人に伝えられなかった時などの彼の顔の表情や仕草、一つ一つが心に刺さった。
また、フィリシティ・ジョーンズも魅力的であった。彼女の、スティーブンを愛で支える決意が彼女の強さを表し、最後まで辛くても諦めなかった姿勢に心をうたれた。彼女の置かれている立場と心から望んでいる理想の家族のギャップで悩む彼女のシーンも印象的であった。橋の上で歯を食い締めながら、無言で涙を流す彼女の演技は美しかった。
まだ鑑賞をしていないのならば、今すぐに観てほしい作品だ。
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