ノラネコの呑んで観るシネマ

Re:LIFE リライフのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)
4.2
なかなか気持ちのいい佳作。
一発屋の脚本家が、田舎の大学で脚本クラスの講師となり、人生を“リライト”する。
金の為の仕事だからと受講生は顔で選び、いきなり生徒と寝たり、最初は全くやる気なし。
だがやがて、教える喜びに目覚めると、少しずつ変わってゆく。
映画全体が、主人公の講義する脚本の構造に沿った物になっている。
生徒たちに教えてるうちに、彼自身も物語を作る原点に回帰すると言うわけ。
キャラ立ちした登場人物たちの、ウィットに富んだやりとりも良い。
脚本クラスじゃないけど、私も映像の教師でもあるので、主人公の気持ちは凄く分かるわ。
教え子に手を出した事は無いけどw
舞台になるのが、ロッド・サーリングに所縁のある街で、「トワイライトゾーン」屈指の名作「Walking Distance」が重要なモチーフになっている。
あの回転木馬行きたい!