常盤しのぶ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスの常盤しのぶのレビュー・感想・評価

4.5
ヨンドゥがひたすらカッコいい映画。
今作ではピーターの過去や家族関係が明らかとなる。ピーターの父は言ってしまえばクソ親父なわけだが、なんやかんやあってピーターを攫って育ててきたヨンドゥは彼の育ての親でもあるわけだ。それらの家族の物語。

なんやかんやあって銀河を救うのは前作同様。本作ではそこに家族愛が多分に含まれてくる。家族愛が好きだなぁMARVELは。まぁいいけども。

ドラックスこんなアホキャラだったっけ? マンティスにちょっかいをかけるドラックスが可愛くて好き。マンティスも満更でもない感じで良き。

ドローンを使ってゲーム感覚で追ってくる敵がとても今風。前作で身を挺して壁を造っていた(そして大多数が命を落とした)部分と対比になっている。黄金の艦隊というのも何か含みがありそうね……。

ピーターとガモーラはくっついちゃうのかなぁ……くっつかなくてほしいなぁ……ずっと相棒同士でいてほしい。まぁピーターにそれは無理とわかってはいたのだが。それはそれ、これはこれ。

冒頭の女王謁見でヤキモチを焼くガモーラがめちゃくちゃ可愛かった。ああいうギャップに弱いぞ私は。

そして何よりヨンドゥ、ヨンドゥよ。家族同然に接してきた仲間に見限られ、それでも味方になってくれた仲間は叛逆派に殺され、それでもなお仁義を通したヨンドゥ。軽快な口笛と共に槍を飛ばすヨンドゥがマジでカッコいい。ピーターの育て親としての責任を果たし、実父より父親らしいヨンドゥが私は大好きだ。

なんの脈絡もなくシルベスター・スタローンが突然出てきた時は面食らったが、彼も彼で最後は筋を通したので好き。それより最後のシーンのカメオ出演が揃いも揃って豪華すぎるの笑ってしまう。

ヴィランを倒すための爆弾を造ったロケット。最後の操作をグルートに任せるのは結構なのだが、押したら即自爆なんてボタンを何故造った? なんとなくなんだろうなぁ……。そしてわかりきっているのに最後はキチンと教えられたとおりにボタンを押して脱出するグルートに感動。あの変な感動が本シリーズの魅力のひとつなのだと思う。次が最後かと思うと寂しくなる。なんだかんだで好きなシリーズとなった。

それはそうと、ポスターのデザインがパッと見で星っぽくなっているのが地味に好き。たまたまなのか、私の考え過ぎなのか。