やや

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのややのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前作のエンディングで出てきた『最強ミックスvol2』と共にタイトルもvolume2になっていて良い!
死闘がまさかの背景に、軽快な音楽とともに踊るグリードメインのオープニング。
オシャレでシュールで楽しくて1に引き続き「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはこういう作品です」というこの上ない説得力。

前作よりキャラがぐっと魅力的に。ドラックスから殺意を抜くとこんなオモロキャラだったのか…
相変わらずコメディとシリアスのバランスが素晴らしい。

実の父親と再会できて嬉しい、というクイルの気持ちをより強く感じられるキャッチボールの伏線が良い!
でもエゴが父親の成りすましとかじゃなく唯一の本当の父親なのが逆につらい。前作からのキーアイテムであるカセットプレーヤーを壊すシーンはあまりにも無慈悲で「え、それ壊しちゃって(続編とか)大丈夫なの?」という焦りがあった。笑
その絶望がまさか300曲で返ってくるとは思わなかったなぁ。

ヨンドゥが最期に父親らしく振る舞うのは、クイルが母親だけじゃなく父親を2度も目の前で失う事になって心がもたないんじゃないかと心配になった。
そんなギリギリにヨンドゥだけ救われないでもっと早く伝えて父親らしいことをしてあげてほしかったな。
最後ガモーラに見つめられて「なに?」って言う時のクイルの笑顔がつらくて優しくて観てるこっちが苦しい…
クイルも自分の父はエゴじゃなくてヨンドゥだと、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが本当の家族なんだと思うことで少しでも救われてたらいいな。

あれ、ねぇ私、気付けばクイルのことめっちゃ好きになってない?彼は充分悲しい思いをしたから、もう二度とつらい思いをしないでほしい…。笑

1あっての2だけど、1より色々パワーアップしていて楽しかった!volume3も楽しみ。
やや

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