このレビューはネタバレを含みます
外しのお手本名作だった!!
オープニングのメロロマンスに突如出てくる「宇宙人に恋をするなんて」って外し方。
ベビーグルートがダンスの裏で、めちゃ強そうな怪物に苦戦するガーディアンズがぼかし&見切りで出てくるOPクレジットの入り方の見事さ。
クイルが葛藤役。
アライグマのロケットは国宝級の電池を怪物から守る為に派遣されてきたのに守り終えたら盗んじゃうし、ドラックスずっと陽気で馬鹿だし、ガモーラだけが真面目。
グルートはベイビーだし。
というキャラの組合せが絶妙。
物理的に色もとりどりのキャラや背景の組合せは本当にごった煮感ありながも分かりやすくて良い。
それにしてもヨンドゥにフォーカスした点が今回は最高だった。
分かりきった家族を描いた話だったけれど、ヨンドゥが裏切られて残虐シーンに突入するところなんかめちゃくちゃ怖くて悲しい。
ていうかフィンの演出が本当に好き。口笛で矢を操るってかっこよすぎませんかね!
ここの雨に唄えばのメロディに合わせて人がなだらかに落ちてくる外してくるバトルシーンなんて最高かよ。口笛の使い方うますぎやん!
素直に闘ったところは実はラストシーンだけだったと思う。
葬式で終わるのに寂しくならない後味は奇跡的だと思う。
それは死んでしまったことで大切なものをヨンドゥは手に出来た事を誰もが分かったからだと思う。
出だしのヨンドゥがリーダーに反故にされるシーンがあんなに効いてくるとは!
良い映画でした!