オーウェン

オデッセイのオーウェンのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.5
火星での任務中に砂嵐によって一人遭難する宇宙飛行士マーク・ワトニー。
次のミッションは4年後であり、残されたマークは火星で一人生き残る道を選んでいく。

予告編では生きるか死ぬかのという形だが、意外なことにユーモラスなシーンが満載で暗いシーンがまるでない。
孤独という面は強調されず、サバイバルなのに必死さという面はわざと抑えられているかのような感触。

それに輪をかけるのがNASAの技術によって実現が可能という点だ。
宇宙船や食料品。
水や食料を栽培するためには自身の排泄物を使用。

ここでマークが植物学者という面で意味がある。
あの手この手の困難を自身の知識を総動員して生き残ろうとする。

現在では火星に水の痕跡が見られるという発表があり、将来的に地球に住めなくなり火星に移住というシナリオはもはや空想ではなく現実世界のこととなる。
そんなリアリティも感じられる火星映画。知的な快感に溢れているSFだ
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