DORATARO

オデッセイのDORATAROのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.7
不毛の大地、限られた食料に酸素に水、通信手段も無く火星でひとりぼっち(-.-)なのに!すごくポジティブなんですねこのマッド・デイモンは。絶望的な状況に置かれても生きることを諦めない。火星で初の有機栽培、無人探査機を発見して地球と通信、一つずつ課題をクリアしていく姿は全く悲観的でなくて寧ろ楽観的に見えるのです。

これを支えるのは船長が残していった70年代ディスコソングに他なりません。彼の気持ちを代弁するかのように、時にその状況を描写するように絶妙のタイミングで流れてくる。デヴィッド・ボウイのStarmanが流れたときは、待ってんだよなぁ、帰りたいよなぁとマッド・デイモンに感情移入しまくって久しぶりに映画見て泣いちゃいました。

あとあらゆる所にあるGo-proも彼の孤独感を軽減する大きな役割を果たしてます。そもそも宇宙飛行士という職業は様々な訓練を積んでいて精神力も並みじゃない人にしか務まらないとは思うですけど、可能性を模索すること、諦めないこと、この映画の根底にあるのはそれです。さいっこうです。何度でも見たいです。
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