このレビューはネタバレを含みます
あなたがいない明日を、あなたがくれた強さで生きる。
ジェス夫婦とてもよい…
「君22歳じゃないの?騙したなー!」
って、この人と結婚してよかったって、心から思うなあ。
わたしがどうしようもなくおしつぶされそうに感じていることを、そんなのなんでもないじゃん!って笑い飛ばしてくれる人がいたら、いつだって救われるなあ と
いつも喧嘩をそのままにしない彼
タイミングがよすぎる!サイコー!王子さま!
「わたしが苦しむのをみて
あの子たちに嫌な記憶が残っちゃう」
母は強し。
なによりも、自分が一番怖いはず。
自分よりも大切に思える人がいるって、言葉で言うのは簡単だけど、うーん。
わたしも母親になったらわかるのかなあ
わたしが死ぬ前にしたいことリストの壁(表現の安易さ)
“何も恐れないこと!”って、かっこいい!
言い聞かせてるんだろうなあ
怖い、未来がなくなることが、自分がいなくなった後の世界のことが、残して行く人たちのことが
だけど、恐れない!
それこそ、殆ど呪いのようなもの、全然綺麗な感情じゃない
ここまできて、綺麗な感情でなんていられないけど。
髪の毛もなくなって
胸もなくなって
見た目が全てだった、ミリーにとって
どんな気持ちなのか、想像するだけで息ができなくなるくらい
わたしの世界の全てをなくしたとき、わたしも同じように生きられるかなあ、とか
でも世界の全てをなくしたわけではないのか!
まだミリーの手の届くところに、親友と、家族がいたわけで
「わたしの愛を伝え続けて」
ママがいなくなったら誰がわたしのことを〜云々 のシーン
愛しい我が子のこれからに自分がいられないこと、もう悲しいこと辛いことがあっても、自分は支えてあげられないこと、遺された人たちが1番苦しいなんて言う人もいるけど、わたしも1番ってよく使っちゃうけど、ううむ。難しいところ。苦しさに順位なんてないのが本当だし、ミリーも子どもも両方苦しい。
だけど、さみしいよ苦しいよって泣ける場所があって(ミリーにもあったけど)、それを心のままにぶつけられる子どもの方が…、って、思っちゃう。そうじゃないことわかってるけど。
みんながミリーのことを忘れることはないけれど、薄れていっちゃうのは本当なんだろうな。悲しいなあ。生きていたい。
とりあえず、いっぱい泣きました。