ちぃ

パレードへようこそのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

★4.4 1984年、サッチャー政権化のイギリス。ゲイやレズビアンは虐げられていてそれを打開すべくマーク達は常に活動していた。

ある日マークは思いつく。サッチャーが国内で20カ所以上の炭坑閉鎖案を出し、それに抗議、ストライキしている炭鉱夫たち家族を支援しようと募金活動を思いつき、炭坑に直接電話、話を取り付ける。まだまだゲイたちへの理解が足りない時代、ロンドンでも差別はあるが、田舎のウェールズの炭鉱町でもそれは顕著だった。しかし町のみんなも彼らを理解し、交流も始まったのだが、保守派のモーリーンが新聞社に連絡、ストにゲイたちが口出しをしていると密告、それが新聞記事になる。ゲイのみんなはそれを逆手にとって募金ライブを行うことに。町では今後も彼らからお金の支援を受けるかの投票が行われることとなる。ライブ当日、隠れゲイだったジョーは初めて男性と親密になるが、一方でマークはパートナーに別れを告げられエイズの検査をするよう遠回しに言われる。投票当日、モーリーンらの仕業で投票の時間が繰り上げられ、ライブから戻るとすでに投票は終わっていた。

ライブ終わり家に帰ったジョーを待っていたのは彼がゲイの団体で活動していて出席日数が足りず調理師学校を停学になったことを知った両親だった。彼は家から出ることを禁止されるが、テレビのニュースでストが終わり炭鉱夫が仕事に復帰という情報を受けジョーはウェールズに急ぐ。仕事復帰に当たり炭鉱夫たちが行進をして歩く。そこでマークに出くわすジョー。ジョーは実家を出ることを決意する。ゲイパレードに向け準備をする仲間たち。マークもそこに加わる。パレード当日、マーク達に敬意を込め全国の炭鉱夫たちがか集まり彼らとともにパレードに参加した。このパレードの翌年、同性愛者の権利を認める法律が炭鉱夫たちの尽力で可決される。

邦題よくないよなー。しかもパッケージもよくない。たくさんの人に見てほしいのにこれじゃあね…ジョーの部屋の壁紙がかわいい。

みんなすごくキャラがたっていてよかった。ジョーもかわいいし、何と言ってもジェフ役のフレディフォックス。すごくかわいい!

みんなそれぞれに物語があって、マークは26歳の若さでエイズで亡くなったり、書店を経営しているゲシンの恋人ジョナサンはエイズを発症するにもかかわらず65歳の現在も生きていたり、炭鉱の町ですごく頑張ってた女性は大学に行き議員になでなったり。

偏見を持たず対人間としてゲイの人たちと接したダイの言葉がいつでも胸にしみる。また見たいな。
ちぃ

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