つるみん

ポイントブランク 標的にされた男のつるみんのレビュー・感想・評価

3.8
【俺には文才がない】

妊娠中の妻が何者かに誘拐。瀕死状態で運ばれてきたある男を病室から出せば、妻を解放するという1本の電話。しかしその瀕死状態の男は、色んな奴らに追われていて…。

韓国の正統派アクション。
なんかどこかで見た覚えのある題材だなと思ったら、フレッド・カヴァイエ監督の『この愛のために撃て』の韓国版リメイクだった。そりゃ面白い訳だ(笑)

主演はリュ・スンリョン。『エクストリーム・ジョブ』ではかなりふざけたダメチーム長を演じていたが、実はこんなに本格派アクション出来るんです!と言わんばかりの動きっぷり。正直本作、そこが1番驚いたポイントであり、終始見惚れていてた。

リメイク版としてちゃんと成功していると思うし、かなり見応えのある作品となっているが、元ネタの仏映画『この愛のために撃て』も良かったらお願い!といった感じ。本作とはまた違った雰囲気で、ノワールものとなっているので、気になった方は是非。


おまけ
色んなスパイ映画や元工作員映画を観てきたが、サッカーボールの空気圧で車のドアをアンロックする方法は初めて見た。
つるみん

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