現代版、の・ようなもの。
勿論前作を上回ることはないけれど、現代らしいお互い入り込みすぎない人間関係、伸び切ったビデオテープみたいにゆるくてだらっとした時間の過ぎ方、何でもあるはずなのに何もない気がする、そんな今の時代を生きる人たちの小さな希望が垣間見えた
今作で描かれた志ん魚の生活はリアルで少し辛いものがあったけれど、志ん魚の周りにいる人たちはみんなあったかくて良い人たちでみんな志ん魚のことが好きで、たとえお金がなくても夢を諦めても、それだけで人生は素晴らしいものになるのかもしれないな
今の人たちはみんな、いろいろなものを持ちすぎているのかもしれない