【ワムじゃなくウェ~ム!】
…てのが一番面白かった(笑)。
X麺ははじめの1、2本みた程度なので、デップーがそのスピンオフだとは知らなかった。全体的なオマケ感は、後からなら納得。
みている間は、何かあるとX麺がサポートできちゃうわけだから、デップー自身も、映画全体も脇役感が拭えなかった。名画座の二本立てでみたいような、腹八分目な仕上がりでした。
シリアスインフレに向かっていると思われるアメコミ映画の、ガス抜きキャラなんでしょうかね、俺ちゃんは。でも笑えるところはあまりなかったな。自分アメリカ人じゃないしね。もっとドギツイとも思ったんだが肩すかし。上限決めたマーベルコードがあるのだろうか。
ヒロインのモリーナ・バッカリンは美しくノリもよく、それなりの露出もあるが、ストリッパーって役柄なのに、肉体のシズルがなく不発感ハンパない。同じマーベルキャラのブラック・ウィドーさんを見習ってほしいものです。
デップーの、薄汚れた感じがする赤黒いコスチュームの、微妙に匂ってきそうなリアリズムは心に残りました。映画としては巧いが、あまりうれしくない残り香です(笑)。
<2016.8.4記>