昨日ですね、目の前で自転車とともにおじさんが倒れ込んできたのですよ。
すぐ隣りにいたおばさんが思わず駆け寄ってらしたのですが、なんか、俺はそのまま固まってしまって。
おばさんがたすけてくれてるから、大丈夫か、と言い訳とかして。そのままスルーしてしまったのですよ。
こういうことって、今までに一度や二度じゃなくて。
この前も満員電車で、目の前で突然うずくまった女性になんの声もかけてあげられなかった。なんの手も差し伸べてあげられなかった。
そのときの自分はなにを考えていたんだろうと思う。
正しいことをしたいのに、正しいことができない。
人の目を気にして。
どうせみんな見て見ぬふりをしてるのだから。
自分だけが手を差し伸べることがかえっておかしいのじゃないかと感じる。
なにを見ているのか。
なにがしたいのか。
今さらながらにそんなことをぐるぐる考えながら観ていたらもう、とめどなく眼球から焼酎が。
月川監督。恋愛モノじゃない月川監督ははじめて観たかも。右脳でしか語れないけれど、なんか、やっぱ好きかも。
