この世で俺/僕だけの作品情報・感想・評価

この世で俺/僕だけ2014年製作の映画)

上映日:2015年01月31日

製作国:

上映時間:109分

3.4

あらすじ

かつてバンドを組み、パンクな魂と共に生きていた伊藤博(マキタスポーツ)。彼のこころにはいまも「弾丸アームストロング」という曲が鳴り響いているが、現実は、上から押しつけられる仕事を淡々とこなす、中年サラリーマンのしがない日常が転がっているだけだった。 仲間と一緒に、カツアゲをつづけている不良高校生、黒田甲賀(池松壮亮)。彼の根底にあるのは、警察官の父親、晃司(羽場裕一)への屈折した想いだったが、そ…

かつてバンドを組み、パンクな魂と共に生きていた伊藤博(マキタスポーツ)。彼のこころにはいまも「弾丸アームストロング」という曲が鳴り響いているが、現実は、上から押しつけられる仕事を淡々とこなす、中年サラリーマンのしがない日常が転がっているだけだった。 仲間と一緒に、カツアゲをつづけている不良高校生、黒田甲賀(池松壮亮)。彼の根底にあるのは、警察官の父親、晃司(羽場裕一)への屈折した想いだったが、それを吐き出す機会はなかなか訪れなかった。縁もゆかりもないふたりは、けれども、ある朝、同じテレビ番組で、ある「ラッキーアイテム」に出逢う。 伊藤は、その「ラッキーアイテム」に従って、コンビニの前に停めてあった車を強奪。それを「感じた」甲賀も、突き動かされるように、バイクで車を追った。黒田は伊藤を捕まえ、車の主に、車を返そうとするが、車の後部座席に置かれた段ボール箱に赤ん坊がいたことから、異変を感じる。  車の主である、怪しげな男は、ほんとうにこの子の父親なのか? 取り引き現場に現れた、強面の男たちから、直感で逃げ出す伊藤と甲賀。ふたりは、やがて、赤ん坊が、この街の再開発に反対する政治家、大隈泰三(野間口徹)の子供であり、彼の立候補を阻もうとする市長、犬養亨(佐野史郎)の指示で、ヤクザ、浜口英雄(デビッド伊東)が行なった偽装誘拐であることを知る。 このままでは、自分たちが誘拐犯に仕立て上げられてしまう!  思い切って晃司に連絡したものの、警察さえも味方にはなってくれないことを直感した甲賀は、伊藤と共に、自力で大隈の許に、赤ん坊を届けることを決意。こうして、伊藤と甲賀の、果てしない逃避行がはじまった。

「この世で俺/僕だけ」に投稿された感想・評価

ユーロスペース

もう、背負い投げはお腹一杯
黒帯締めさせたいのか

暴れるだけ暴れての、余韻なんておかまいなし
あれが2人の生き様なのかも知れないけど
見かけの力強さと裏腹に伝わるものは弱い

エンストしたようなラスト

パンク?ノンリアリティ?
takuro

takuroの感想・評価

3.5
キミスイの監督。
池松壮亮主演ということもあり、どんな映画か気になって鑑賞。

政治とカネ問題(大きく捉えると組織の理不尽や悪体制)に対して反骨精神むき出しな映画。
内容や設定、ストーリーに関しては結構おもしろかったけど、作りがチープに感じ、全体的に浅かったのがもったいない。(最近観ているのが濃いだけにより感じてしまったのかも・・・)
良くも悪くも、いかにもB級映画って感じだった。

若い頃にパンクロックバンドでギターボーカルを務め、それなりに青春していたが、大人になって仕事ばかりの退屈な毎日に嫌気が差してきているサラリーマン伊藤博(マキタスポーツ)と父親が警官の中育ち、親の出世の仕方や警察という組織に反感を持ち、非行に走る高校生(池松壮亮)が主人公。

いわば周りに流されて生きる男と流されないまま自分の意志だけで生きる男が交わり、赤ちゃんを取り戻す(自分の正義を貫き通す)ために、巨大な組織に真正面からぶつかっていく物語。

そこにはただ、ダメなことはダメ、悪に対して、頭が悪いながらも一生懸命立ち向かう姿が詰め込まれていただけだが、それがなかなかの感動を生む。

途中でもっとうまいやり方があるんじゃないか、ともやもやしながら観ていて、でもそれもこういう人たちなりのやり方で突き通していく正義みたいなものを月川監督は表現したかったんだろうなと思うと、スッと入ってくる。

正義を貫く姿勢はかっこいいけど、まだまだ正義が通らない世の中であるような終わり方にもやもや。

政治とカネ問題、政治家と警察が繋がっている問題を、最近色んな作品を通じて観すぎてるけど、今も本当にこんなことが立て続けに起こってるものなんだろうか・・・
個人的に政治はまだそこまでは汚れていないと信じたい。
(実際に頑張っている政治家を知っているので・・・まあどんな組織もピンキリか。)

こういうのは意外と都心部よりも郊外において、蔓延しているイメージ。

正しいことをする人、悪いことに対して律儀に従わない人が、悪者扱いされて報われない社会は、何とも生きづらいなー。

やっぱり池松壮亮はいい役者。
池松壮亮が好きな人にはおすすめです。
nori

noriの感想・評価

-
池松くんの映画って観てないのがまだあったなあと、思い出したのがこの映画。
そんなに評判が良かったわけではなかったみたいだったが、これが、観たら、なんで、こういう映画作らないの?という面白さだった。

韓国映画「アシュラ」にたまたま加わってしまった主人公2人という感じ。
娘を死なせたパンク好きの仕事を全部引き受ける1人暮らしサラリーマン。
父が警官なのに反抗するかのように悪いことをする高校生。
コンビニで、表向き建設会社のヤクザの車をサラリーマンが盗み、それを高校生が追っかけた。
その車には、なぜか、段ボールに入った赤ちゃんが。。。。
これはなんとかしなくちゃ、と、オムツを替えたり、ミルクを作ったりと悪戦苦闘。
実は、この子、市長選挙の対抗馬として立候補した人の子ども。
この子を楯に、選挙を降りるように説得されるところだったのだ。

ここから、市長、警察、ヤクザがかかわってきて、2人はあっちへこっちへ。
最後は、赤ちゃんがいる市役所へ乗り込む。
中は、もう何がなんだかの状態。
赤ちゃんは、無事、父親に。
2人は捕まったけれど、顔は晴れ晴れ。(腫れ腫れ、でもあった)
どうなるんだろうこの後。
会社は退職、学校は退学。
気になるなあ~
自分の思う道をいけるといいなあ。

でも、あの赤ちゃん、1歳って言ってたけど、寝返りしかできなかった。
たぶん、5か月ぐらいじゃないかな。
ここは、子供を育てたことのある人なら分かるところだね。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.2
池松壮亮とマキタスポーツのくせ者的な組み合わせは楽しめたけど…余韻的には残念。
不良高校生とうだつのあがらない中年が赤ちゃんの誘拐劇に介入してしまい、それぞれの後悔や葛藤を見せつつも、何と金権政治批判も絡む大胆な展開へなだれ込むが…妙にチープなのがもったいない。
パンクがベースにあるが、粗削りでもなく疾走感も無いのがイタいかなぁ…撮りたい(正しい)と思ったコトを撮った(やった)で、間違いではないけど。
pov

povの感想・評価

3.6
ひょんなことから壮大な事件に巻き込まれる様、終盤にかけ加速していく展開とスケールが楽しい

池松さんのヤンキー役は新鮮味がありましたが、どこか悲しくて優しい不良少年の役柄はまさに適役


余談ですがちょこちょこと地元が舞台になっていたので、やっぱり嬉しかったですね
僕はきっといつだってパンクに生きたいんだろうなって

池松くんが赤ちゃんあやしてるのが癒しだった。


久々に見た青春映画。バカでダサくて汚い感じが妙にかっこいいんだよなあ
元パンクロッカーの中年男と不良高校生が、ひょんなことから、とある事件に巻き込まれていく物語。

すごく評価しにくい作品でした。

作中、良くなったり悪くなったりの繰り返し。最初はなかなか物語が進まず。やっとこ物語が展開するも行動理念がよく分からなくて共感できず。二人が歩み寄ったり想いをぶつけ合うシーンはかなり良かったのですが、突然スピード感がなくなったり。クライマックスは「いけ!いけ!」となるも、ラストが個人的には「うーん」。

取りあえず赤ん坊がカワイイかった。超天使。
あと、池松壮亮が熱のこもった演技するのは珍しい、というか初めて観たかもです。個人的にはいつもの淡々と喋る演技よりもこっちの方が好きでした。

テーマがしっかり伝わって来るのは良かったんですが、そこに至るまでの過程ですかね…。そこがもう少し共感できたら良かったかな。
ヤマハ

ヤマハの感想・評価

2.8
まぁ、池松くん目当てで観たよね。
なんも期待せずに。
よかった、期待しなくて
まったく話知らずにただ池松君やから観たいなぁと思ってやっと。
いやー、良すぎた!!!
また政治とカネかよって思ったけど..
ただ車盗んだら赤ちゃんおったってところから、ここまで発展するとは!
池松壮亮ここにあり!マジでよかった!
学校にも家にも何の意味も見出せないタバコと酒と原付きの不良と、
クソみたいな上司のもとで1人ぼっち家と会社の往復の中年...
っていうのももう2人の演技がうますぎてイライラしたー!笑
ほんとにおもしろかったー!!
赤ちゃんが1人そこにいるだけで、池松君もマキタさんも朗らかで温かくて、子守姿がたまらなかった。笑
みんなあの子に翻弄されたのかなー、メイキング見たいな!

あと、星占いで動く姿見て
ぼくたちの家族思い出しました。笑

#池松壮亮
mahalo3

mahalo3の感想・評価

3.7
ほぼオッサンと野郎しか出てこない映画。
池松壮亮とマキタスポーツ、この二人のキャスティングを考えた人は素晴らしすぎる。
特に二人が殴りあうシーンはある意味この映画の見せ場で池松壮亮のブチギレ演技が個人的にはかなりヒット。
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