Koto

セッションのKotoのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
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音楽版フルメタル・ジャケットを期待して鑑賞→ほぼ期待通りの鬼教官っぷり!吹奏楽やビッグバンドでの演奏経験のある人は、観ていて思わず緊張しちゃうはず。

原題はWHIPLASH(鞭打ち)ですが邦題は「セッション」です。これ、なかなか上手い邦題だと思います。

なぜかというと、「天才を生み出したい」というフレッチャー教官のエゴと、「ドラマーとして成功したい」という教え子ニーマンのエゴのぶつかり合いが、あのラストシーンだと感じたから。まさに2人のエゴの「セッション」じゃん!と思ったわけです。

フレッチャーがニーマンを一方的に追い詰めた、というより、もとからニーマンにも狂気の素質があったんだと思います。音楽のために他の全てを犠牲にしてもいい、というか。この2人、似た者同士なんでしょうね。
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