よく見ると、主人公達の抱える事情はそれなりにエグい。例えば、自宅の階段すら1人では上れないほどに年老いた母を残して自殺を図ったり(これ、結構ウワァ…となった)、ゲイだったり、息子の親権を失いそうだったり、身体にコンプレックスがあったり…
ショーが1度成功しても、失業している現実は変わらないし、彼らが個々に抱える問題は、相変わらず解決されずにそこにある。ステージを降りても人生は続くわけで…。
全編がコメディタッチだけど、実はビターな映画なんじゃないかと思った。全裸をさらけ出すラストシーンでは、「色々あるけど、しょーがない。裸で受け止めて生きていくんじゃい！」的な清々しさを感じました。
