ぬーこ

セッションのぬーこのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.0
監督・脚本 デミアン・チャゼル
ララランドの人


モダン・ジャズの父チャーリー・パーカーに憧れる主人公。芸術を追求する人、その為には友人や恋人をも失うことを厭わない

ララランドの人だと言われれば納得の内容。こちらはもっと先鋭的。
途中までなんだドラムなんて知らんよーと思っていたのに最後の演奏場面はとても惹き込まれる。マイルズ・テラー(主人公)とJKシモンズ(先生)の2人のセッションという名の演技、顔芸笑

デミアン・チャゼルの面白さじゃなく映画の雰囲気のみで十分に楽しめる数少ない監督だと思う。

村上春樹とかジャズ好きの人はこの映画をどう思うのだろう。無知な自分にとっては師匠との対決する時の演奏とか良いなあとと思ったりもするが。

野球部の鬼コーチのようなフレッチャー。昭和バリの根性論を振りかざす。
チャーリーパーカーがなぜ最高の音楽家になれたのか。それは演奏で下手こいて、シンバルを投げられたから。そこからは彼は死ぬ気で練習して翌年最高のパフォーマンスをしたと豪語する!


2021.125
ぬーこ

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