このレビューはネタバレを含みます
2024年128本目
鬼教師フレッチャーが実は良い奴といったよくある展開じゃなくて良かった。アンドリューに対する復讐がえげつなくて、本当の狂人というものを垣間見た。
アンドリューの方も教師のスパルタに必死こいて付いていこうとしており、彼の狂人ぶりもまた常軌を逸していた。
ラストの演奏シーンは呆気に取られた。
復讐のためにアンドリューを舞台へ上がらせたが、それに負けじと彼は教師の言う事を意に介さず学院で死ぬ程練習していたドラムパートを演奏していた。それに教師もノッてきて指揮をするという。これはセッションと言うより音楽を盾にした殴り合いのように見えた。だが本気で殴り合ったからこそあのような圧倒的なラストを迎えられたのだろう。