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セッションの1234のネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

“諦めるな、努力しろ”

パワハラ側の意見をきちんと聞いてあげていていいなあと思った。(体罰は絶対にあってはならないと思うが、ここでの論点はそこではない)
主人公の「自己中心的で自分のことしか考えていない」というところが最後まで、特にパフォーマンスの場でも変わらなかったのはとても残念だ。この映画の決定的な欠陥はまさにそこだと思っていて、「なにかをする理由が自分のなかにしかない」というのはとても弱い気がする(彼が音楽をやっていくうえでも)。内的なエネルギーは確かに必要だと思うが、外側に向けられるエネルギーがあまりにも少なすぎる。音楽のことはよく分からないが、音楽って周囲との「調和」も必要なんじゃないのかな?少なくとも私はあんな耳障りな音を「音楽」だとは到底思えない。好きなところもあるが「青い」映画という印象。なにを伝えたいのかイマイチよく分からなかった部分は正直言ってある。
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