MasahiroOogaki

セッションのMasahiroOogakiのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

デミアンチャゼル監督。マイルズテラー主演、JKシモンズ助演。アカデミー賞助演男優賞受賞。音楽学校でのドラマーの生徒ニーマンと教師フレッチャーの物語。教師のスパルタぶりがとんでもない。ちょっとしたドラムのテンポの速さ、遅さにこだわり、椅子を投げ飛ばす。トロンボーンの音程のズレを許さず、その生徒を追い出す。ニーマンはかわいい彼女とも別れ、テーピングを貼り、そのテーピングが剥がれ、血を飛び散らして猛練習をして、主演者の地位を射止める。最後の音楽コンサートで移動途中のバスのタイヤがパンクし、レンタカーを借りて、会場に向かう。スティックを車に忘れ、取りに戻った時に事故に遭う。血まみれになりながら、演奏するが力が入らない。主演者の地位を失う。見兼ねた親がフレッチャー告発を勧める。結果フレッチャーも音楽教師をクビになり、小さなジャズバーでピアノを弾いていた。偶然二人は出会い、フレッチャーから音楽コンサートのドラマーの依頼をニーマンにする。演奏曲を騙して全くドラムを叩くことができない。舞台から一旦降りるが、また戻り、勝手にドラムを叩き出す。そこから演奏が始まる。最後のドラムの演奏は圧巻の一言。マイルズテラーが一カ月猛練習したらしい。ドラマーがこの映画を観たら号泣するやろね。映画好き、ジャズ好き、音楽経験者が観客に多かったように思う。心を揺さぶられた映画。