TOHOシネマズ新宿にて。
これは…脱帽。
前情報に、ジャズ知識は入りません。
・無音の間や、キャストの目
・狂気
・最高のラストシーン
これが、アカデミー賞作品賞受賞じゃないの?これは凄すぎる。
全編通して描かれるフレッチャーとアンドリューとのバトル。狂気のフレッチャー教授の"間"と"目"が緊迫の渦に包み込む。
そして、フレッチャー教授が仕掛ける"攻撃"がすごい。
その狂気に満ちた攻撃に洗脳されたアンドリューが立ち向かう。
しかもこれでもかというほどに。
後半からの狂気同士の攻防戦に胸が引き締まる。
そして狂気と狂気がぶつかり合うラストシーン。このバトルの結末はいかに!!
ラストシーンは映画界に残ると思います。
となんかジャズドラマーの映画をレビューしてるようには見えませんが、ウィップラッシュ改めセッションは、このような映画です。
無駄なシーンは一切なし、キャストの凄すぎる演技に脱帽。
主役のアンドリューを演じるマイルズテラーは、この映画のために、有名なジャズドラマーと一ヶ月猛特訓したそうです。
その猛特訓の成果か、ドラム捌きは、素人から見ても圧巻。目が釘付けに。
実際に血豆ができたそう。
そして、狂気のフレッチャーを演じるJ.K.シモンズ。スパイダーマンでも、この映画みたいな口の悪い役でした。
本当に演技力が凄い。助演男優賞取ったって言い張っていいです。
これを何故全国の少ない映画館だけで上映しているのか?興行のためか?
この映画は興行云々どうでもいい。とにかく是非観てほしい!!
生涯に残る1本。遠征してでも観る価値は充分アリ!
"次のチャーリー・パーカーは挫折したりしない。"