なー

セッションのなーのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.5
頂点を求め狂気に魂を売り渡す男たちの物語

二転三転の展開に何度も目を見張り息を呑む
息抜きがてら途中で区切りつつ観ようと軽い気持ちでいたらそんな思いは吹き飛ぶ

フレッチャーの飴と鞭、謀略はアンドリューだけでなく自分にもダイレクトアタック笑
自分の弱さを叩きられつつアンドリューの狂気に取り憑かれていく様には感心と恐れを覚えます

J・K・シモンズは『クローザー』のポープやスパイダーマンのデスクのイメージが強かったけれど今作では振り切った演技を魅せてくれる
本っっ当に怖い
やだこんな人に会ったらあっさり挫折する
でもいるんだろうなあこういう人

怪作です
体力のある時で無いと観れませんが彼らのスタンスについても議論を交わせる奥深さもあります
なー

なー