「君は残されるものの気持ちを知らない」
アメコミヒーローものかあるいはB級アクションを連想させる邦題とは裏腹に、国家か家族かの選択を迫られるママさん衛生兵の葛藤を描く真面目な内容の映画。
子供と一緒にいたければ、軍を辞めるしかない。でも、軍は辞めたくない。で、子供とも一緒にいたい……というわがままが思うように叶わず、結構イラつくこともある主人公。元夫のド正論にも言い返せない。
かと思うと、たまたま出会った車の整備士とすぐさま ‶アレ” な関係になったりと、いったい何がしたいんだ? と感じる挙動もあったりで、そこらあたりで主人公に共感しづらい点もあった。
海外に派遣されれば長期間は帰ってこれない軍人にとって、仕事と家庭の両立は難しい。ましてや、幼い我が子に理解してもらうなんて至難の業。
残すもの、残されるもの、どちらもつらいんだよというメッセージ性は伝わってきたけれど、主人公が単なるワガママな女性にしか見えなかったし、やっぱりあの整備士とのロマンスは余計だと思う。