【第28回ゴヤ賞 作品賞他全6部門受賞】
『バスルーム 裸の2日間』デヴィッド・トルエバ監督作品。サンセバスチャン映画祭コンペに出品され、ゴヤ賞では作品賞など全6部門で受賞を果たした。
悪くはないけどあまり印象に残らない作品だった。誰でもそこそこ楽しめてほっこりできるフィールグッドムービー。それ自体はいいと思うけど、個人的にはもう少しパンチが欲しかったところ。
ビートルズ大好きな英語教師と訳ありの二人がジョン・レノンを追いかけるロードムービー。ということでそもそもの設定からあまり惹かれるものがなかった。ビートルズのことあまり知らないし…もっと詳しく知っていれば楽しめたのかなと思う。
三人がいつの間にか仲良くなって、ジョン・レノンにも会えてよかったねという話。実話がもとだそうで、まぁそれならこういう話にならざるを得ないよね。三人が衝突とかも別にしないから緊張感もなくぬるっと進んでいってしまう。
平和な映画が好きな人はいいかもしれないが、イマイチ刺激に欠ける作品だとは思う。個人的には物足りない作品だった。