これまたGDHの前身会社GTH製作で『メイ・フー？』のチャヤノップ監督のデビュー作の青春ロックコメディ映画をウォッチしましたが……はっきり言って大好きです！
(笑いながら見ていたらラストで不意に感動させられるパターン！)

予告編公式↓
https://youtu.be/qjw2iu-BMOQ

昔から逃げ癖のある幼馴染み男子高校生のPedとKoongが、同じく負け犬男子のExを誘って「バンドやってモテようぜ！」ってノリでバンドを組み、そこにPedとKoongの初恋相手で天才的なギターセンスを持つErnが加わって大会での優勝を目指そうとするんだけども、三角関係のもつれからErnはバンドを脱退することになり、彼女は別の超強力＆実力派バンドに加入してしまう。再び３人組になった彼らは"SuckSeed"と名乗りパンクバンドとして大会に臨むのだった……って感じの物語なんだけども、もうね、見事な「カッコ悪いけどカッコいい！」展開が炸裂するクライマックスに大感動でした！
(パンクの使い方としても正しいと思う！)
(『ポンチョに夜明けの風はらませて』に求めていたものが本作にあったよね…)
(『シング・ストリート』が好きな人にもきっと刺さるはず…)

各キャラの告白時や失恋時、またはそこからの立ち直り時で、それぞれ曲を聴かせる＝ミュージカル的演出が取り入れられているのも効果的だし、カセットテープ→CD→iPodと年代によって音楽メディアがさらっと変化しているのも良き！

おまけに、ライブシーン以外にもMV風のミュージカルシーンがちょこちょこ挟まれるんだけども、各ミュージシャン達がノリノリに御本人登場シーンを演じているから、そのどれもがちゃんと面白くなっていてさらに良き！

あとは、Exが好きな子をトムボーイに取られちゃう件があったり、Pedが「初恋を選ぶか、親友を選ぶか」で悩んだりする辺りがタイっぽくて面白いよね！

とにかく、自分はタイドラマ『Hormones』大好き人間なので、Peachくん、Gunnくん、Topくん、Tonくんの("Hormones"以前の)初々しい姿を見られただけで満足なんだけども(笑)……それ以上に、本作のノリ(音楽周りの展開に関して)がそのまま後の『Hormones』シリーズへと受け継がれている気がしたので、ある意味で原点的な作品の一つとして感慨深いものがありました！
(Topくんのキャラも後の『Hormones』にそのまま受け継がれているしね)
(子どもの頃のTonくんが子役時代の池松壮亮に似ている…ってことは置いといて、この時の"ギターを弾いて歌いたい"という衝動が、後の『Hormones3』へと繋がっているのも胸熱…)
(ちなみにPedを演じたKaoくんはこれまた大好きな映画『ミウの歌』に出ていた子と知って嬉しくなりました…)

(ちなみに『Hormones』シリーズとは…2013〜15年の3シーズンに渡って放送されたGTH製作の学園青春ドラマで、2ndシーズン以降のキャストを一般人の中から大規模オーディションで選んだりしていた辺りも含めて、英ドラマ『Skins』のタイ版って感じじゃないかな……ってか日本でもディスク販売して欲しい！)

(メンバーが日本語で歌ってる「HORMONES FOREVER（忘れないで）』が神曲だからご紹介↓)
https://youtu.be/Jyipklld8_Q

主演の人がかっこいい、タイ語でなに言ってるかほぼわかんないけど、わかりやすいストーリーなので気楽に見れました

タイが楽しすぎたので、タイから帰国する飛行機で鑑賞

1番目やったね！！

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