『ニトラム/NITRAM』に続き、怪優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ出演作。
『自転車泥棒』+ジョン・カサヴェテス諸作+『ブラウン・バニー』の超現代アップデート版な趣でインディペンデント魂溢れるサフディ兄弟初期作。
個人的にはけっこう好きだが万人受けは皆無。次作『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』でA24とタッグを組んでからぐんとポップに大衆感が増すので、ある意味本作がサフディ作品を語る上での分岐点。
ケイレブ~のグズ演技はこの時すでに確立されている。ニトラム以上に本当にド畜生。アリエル・ピンクや冨田勲の音楽や編集のリズムの心地よさもクセになる。配信切れの前に再鑑賞出来て良かった。