神様なんかくそくらえの作品情報・感想・評価

「神様なんかくそくらえ」に投稿された感想・評価

なつん

なつんの感想・評価

3.7
重くて苦しくて、痛々しい。
でも私の価値観で「働けばいいのに」とか「別れればいいのに」とは言えない。ドラッグだって手を出さなくて済むのなら出したくないだろうし、今やその生活に慣れてしまってるとはいえ、ストリートで生きるしか選択肢がなかった背景もあるだろう。日本に生まれて安全にすくすくと育って働いている私には想像もできない人生。どっちが優れてるとかではこの際無く。ただ、違う世界で生きてきたハーリーの、アリエルの半生を描いたこの作品に、ひどく胸を抉られたような思いがする。

マイクは「それは本物の愛じゃない」と言った。私だってそう思う。でもアリエルにとって、イリヤは紛れもなくツインソウルであり、どんなにクズ野郎でも最愛の人。彼女のその愛と、そんな彼を喪った悲しみに対して、こっちがとやかく言うべきじゃないな。言えないよ。
懐

懐の感想・評価

3.3
働けよ、としか言えないし 恥も感じない理性もない人間が何で生きてるんだろ、とか思うような偏見だらけの私だったけど、この話が主役女優の実話だと知ってやっぱり夢とか希望とかって偉大だなと感じた
きのこ

きのこの感想・評価

3.8
神様なんかクソくらえ(原題:Heaven knows what)という映画を観た。

この映画はストリートガールの破滅的な恋愛を描いた作品なのだがバックボーンが興味深い。

実はこの映画、主演を務めたアリエルホームズの実体験が基になっている。

本作の監督は別の映画の調査の為、マンハッタンの問屋街を訪れていた。

そこで偶然アリエルホームズに出会い、彼女の話を聞いたことで映画化することを考えたそうだ。

ホームレスから主演女優へと華麗なる転身を遂げたアリエルホームズという女性に興味が湧く作品。


「あなた以外は全部ゴミ」というキャッチフレーズがピッタリな映画だと思った。

自分が愛した人がクズだとわかっていても愛すことをやめられない。

他に良い人は沢山居るとわかっているけど誰の優しい言葉も響かない。

誰の有意義な意見も刺さらない。


友達に恋愛相談をされているけど何を助言しても伝わらない時の様な現実的で、身に覚えのあるもどかしい感覚になった。

この映画を観終わって調べた時、先述したバックボーンを知り、全て納得した。
sypp

syppの感想・評価

3.3
鬱。鬱。鬱。途中で心折れそうになったけど最後まで鑑賞。どん底に暗い映画。見終わって気分が重い。間違いなく深夜に一人で観る映画ではないけど深夜に一人で観る映画。サイケな音楽がより一層不安を煽る。リアルさは秀逸。救いもクソもない。ただただメンタルがやられた。
Karie

Karieの感想・評価

2.7
フロリダプロジェクトの
ママ役の人の映画と思ったら
間違ってた

笑えないし感動もしない

ブリタニーマーフィーの
スパンは
面白かったのになぁ
皐

皐の感想・評価

-
「Heaven Knows What」
このままの方がピッタリかも。
邦題がクソくらえだなぁ〜〜〜。
まぁ言いたいことも分かるんだがな、「彼氏こそ神様で絶対的だけどクソくらえ」なんだわな。

イリヤとハーリーどっちも救いようないけど愛する人は選べないからな、仕方ない。
これがほぼ実話というか、リアルを題材にしてるからすごい。そしてハーリーの相手役を“イリヤ”にしたのもセンスありすぎる。

真夜中に真っ暗な部屋で大音量で見る映画。
現実real、光を知らない世界で眩しかったただ1つの愛。

英語も簡単なものが多いから、耳に入りやすい。
この映画では汚い言葉が居心地よかった。
せ

せの感想・評価

3.3

鬱!鬱!鬱!
鬱すぎて死にました。のっけから音楽がサイケで不穏すぎる

NYのホームレスジャンキーの日常。ドキュメンタリーみたいに淡々としてる。主演の人の実話らしくてびっくり。目据わってるのがリアルだわ~~
NY行ったけどこんな部分は見えなかった。治安の良いとこ中心にまわってたからそりゃそうだけどちょっとショックだったな。

すきな女に死ね!て言っちゃう男とほんとに死のうとする女の究極の共依存、なんも救われません
イリヤは何がしたいのかわからなかった。わからないから魅力的なんかもしれない。ぶん投げた携帯が弾け飛ぶ瞬間に刹那的な美しさを感じた

クスリにまみれた日々は遠い世界の出来事に思えるけど、絶望なのか日常なのかわからないくらい堕落した時間を淡々と生きてること自体は身近なことなんじゃないかって思った。だからたぶんこういう映画観て馴染むものがあるんだろうな
何も感じない人は光の世界の住人
ナキア

ナキアの感想・評価

3.2
『神様なんかクソくらえ』

セリフ回しが絶妙だった。ドキュメンタリータッチで、でも物語の筋書きの邪魔にならない《リアルさ》が良かった。

エンディングに流れた口上?がリアルで好きだった。いるいるああいう人と思わず頷ける。カースト底辺でも仲間内だけでは大口叩けるような、拭えぬ三下感。うろ覚えでメモしたのが残っていたので載せる。

アーミーナイフ片手に、その時俺は言ってやったんだ
“とっとと失せろ!でないとグッサリいっちまうぜ!”
そんでぶっ刺す振りをしてやった
そしたら奴は慌てて飛び退きやがった
あんなに早く逃げる奴、今まで見たことないぜ
俺は奴の背中に叫んでやった
“くそったれ!肥えた糞豚め!失せろ!失せろ!”

少し惜しいと思ったのが邦題。でも、逆にタイトルに釣られた人もいるみたいだから、プラマイゼロかも?
意味不明な邦題つけたやつなんかくそったれ。これ以上堕ちることができないロンドンの人間たちのあるがままの毎日。ここまでオブラートに包むどころか骨の髄まで全部現実を丸見えにさせられたら、否が応でもこっちはトラウマになる。しかし、これが映画だ。この社会の最下層にはこういうひとたちがいるってこと、知らなくてはいけない。後作のGOOD TIMEに演出も音楽もそっくりすぎた。この監督はちょいと個性や趣味が濃すぎるかな。
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