Nちゃん

神様なんかくそくらえのNちゃんのレビュー・感想・評価

神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)
3.1
ドラッグに溺れ、歪んだ愛に一途な女の子がNYの街でストリート暮らしをしている。

ストリート暮らし仲間のイリヤはハーリーの恋人。ハーリーにとってイリヤは生きる理由そのものだった。
ハーリーは手首を切ることでイリヤへの愛を証明するなど、自分の命を削ってでもイリヤを求めていた。(ヘロインの影響で)
彼からドラッグを教わり、歪んだ愛で束縛し、勝手に姿を消すなど最低の男だが、それでもハーリーは愛していた。
イリヤへの想いを断ち切れないまま、ドラッグディーラーのマイクと共同生活を共にし、更にドラッグに溺れていく。


主人公ハーリー役を演じたアリエル ホームズの実体験を元に作られた実話だ。
ドラッグを注射器で打つシーンやうつろな目でドラッグを欲しがる表情はリアルさしかない。演技というよりも昔の実体験を再現しているかのようだ。

私たち日本人にとってドラッグ文化は非日常的なことで、だからこそ観るべきなのではないかと思う。
NYといえば華やかな世界を思い浮かべがちだが、この映画に出てくるような最底辺の人たちがドラッグに溺れドラッグを買うお金を得るために盗みを犯しそれを繰り返す生活をしていることを忘れてはいけない。
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