かりん

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのかりんのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

よかったところ
・文句なしの映像美。
・初回なので物語に集中できるかなと思って2D字幕版、DolbyAtmosで鑑賞したけど後日3D、4DXでも見に行くと思う。
・強い女ネイティリ。モーションキャプチャなのに表情豊かで前作から引き続きゾーイサルダナの演技がダントツで輝いていた。アクションも最高にかっこいい
・メカ進化
・海の民の村、美しすぎる〜前作とガラッと変わって海の生き物たちとの交流も夢を掻き立てられた
・名前忘れてしまったけど、、巨大な鯨のような生き物をどうやって小さな人間たちが狩るのか、あそこまで細かく見せられるのはすごい。世界観の設定が綿密でないとあのシーンを掘り下げられないし、掘り下げたところでつまらないシーンになると思うけど、なぜかワクワクというか、ドキドキハラハラしながら説明シーンだということに一切気づかずに見れる
・スパイダーなぜ大尉を助けた…(続編の足音を感じる)
・泣けるシーンもちゃんとあり

微妙だったところ
・ジェイクの価値観は続編で変わっていくのだと思うけど、父を亡くしたネイティリが涙ながらに一族への想いを語っても、「家族を守るために一族を離れる」と決断して譲らなかったところはなかなか自分勝手だな〜と思った。海の民に馴染めずロアクがいじめられたり、末っ子トゥクが純粋無垢な顔で「帰りたい」と言ったり、死に際の長男ネテヤムが「家に帰りたい」と呟くたびに心の中でジェイクのせいや…となった
・キリの声が流石に若者の声には聞こえなかったので違和感がすごかった。前作からの続投でとても嬉しい反面、娘役は別の声優さんを振っても良かったのでは?と思う。
・前作と違ってスカイピープル側の目的描写がかなり薄く「地球が滅亡しそうだから移住先になるやで」と一言あったきり、以降は大尉とジェイクの確執に一辺倒の印象あり。そこらへんも含めて、価値観のぶつかり合いをどう解決していくんだろう?大尉を殺したところで、結局ナヴィはスカイピープルに差別され、抑圧され、虐殺され続けるのでは?と思いながら観ていたので、続編ではしっかりそこを描いて欲しい。
・ロアクさすがに問題起こしすぎ。
・ジェイクパパ、ビリー隊長すぎ。長男が「sorry, sir.」って何回も言うのしんどい

その他
・今作、前情報ほとんど入れずに観たのでもしかしてネイティリが亡くなるのでは・・と勝手にドキドキしながら観ていたのだが、予告編のミスリードですね
・池袋駅の広告「アバ体験」のキーワードダサすぎるのでやめて欲しい。

【12/17 早速4DXで2回目見てきた】
新たに気づいたこと
・ジェイクと大尉、ロアクとスパイダーを重ねる描写が結構しっかりしていた。スパイダーも「yes, sir.」と答えるシーン有り。父と子って難しいね。
・ネイティリが思った以上に徹底的にスパイダーをエイリアンとして見ていて、スパイダーもそれに気づいている。だからこそ、「本当に切る」とネイティリがナイフを振り上げた時に、咄嗟にキリから手を離した父のような存在を見殺しにできなかったのだと思う。可哀想な子だ
・1回目でキリのお父さん誰なんだろう?と思いながら見ていたけど、これまた冒頭のお父さんに関するやりとりはスパイダーへの呼びかけであり、「てんかんの症状だ」という科学者たちはパンドラの叡智を越えられていないだけであり、キリは「エイワの子」が正解な気がする。
かりん

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