ノットステア

96時間 レクイエムのノットステアのレビュー・感想・評価

96時間 レクイエム(2015年製作の映画)
4.0
◯アマプラ紹介文
世界中を熱狂させたノンストップ・アクション、ついに極限の哀しみと怒りが爆発するシリーズ最終章へ。〈容疑者〉となった〈無敵の父親〉の最も非情で危険な暴走が始まる!



◯感想
2015年の作品だから、『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』には記載されてない。

脚本が3作品とも同じ人たちが担当を続けているというのが、なんか嬉しい。

以下、ネタバレあり












サムだけじゃなくて、ブライアンの信頼できる友達も協力してくれるのが良かった。第1,2作でももっと協力してくれたら良かった気もするけど。

マランコフの最期の戦いはこの作品の中で特に印象に残った。
白シャツを羽織って白ブリーフ一丁。ダサい。
急に敵が来るとは思わなかったんだろうな。敵が侵入しても必ず見つけられるだろうという防犯システムに自信を持ちすぎていた。それだけその重要性をわかっていて、対策をしていたということ。白シャツ羽織る余裕があったんだぁという気もするけど。布があればそれで何かしら戦えるかもしれない。敵の首を絞められるとか、手の動きを封じることができる、とか。
それにしても、白ブリーフかぁ。『Mr.&Mrs.スミス』の白トランクスはカッコよかったんだけどなぁ。ブラピだからかな。

スチュアートの役者が変わってる。髪型が全然違うやん。
第一作ではザンダー·・バークレイという俳優さんだったのに、ダグレイ・スコットという俳優さんに変わってた。
なんでなんだろう。
てか、なんでそうまでして登場させた?って思ったら、お前やっぱり悪モンやったんかーい。
そういえば、第一作でも悪モンだったわ。海外と取引でモメてたことを、主人公のブライアンは調べ上げてた。命を狙われるほどのことはしてないとか言ってたけど。
いやぁ、それならさ、ブライアン、もうちょっとしっかり検べておくとか、常に見張っておくとかしない?元妻が悪そうなやつと再婚しちゃったのよ?それでも元妻と娘を思うなら、調べとけよ。たしかに調べすぎたら鬱陶しいけども、あなた既に度を越して調べたり干渉しようとしすぎてたじゃん。何を大事なことを見落としてんねん。
だからそのせいで、元妻殺されとるやん。冒頭で。え?どうせ死なせるなら、前作のラストで死なせとけば良かったのでは?ブライアンでも助けられるときと助けられないときがある。そうなったら今作ももっとハラハラ・ドキドキできる作品になったのでは?3作目だし、もう重要な人物は死なないだろうなぁって、戦闘モード、調査モードになってからは安心して見ていられた。

1,2作品目はアナログだったところも良かったのかも。1,2作品目は電子機器、先端機器は最小限だったと思う。例えば1作目で、サムに敵の正体を確認させたところは先端機器だけど、電話しながら誘拐されるところを録音するとか、パリに行ってからは現場に残された手掛かりや、元同僚を脅すとか。ブライアンの行動はアナログだった。
けど、今作はGPSから行動記録を導き出してた。
あ、でもアナログ要素もしっかりあったか。

警察の監視をすり抜けて娘に会うために、吐き気を催す薬をコンビニの商品に忍ばせてた。娘がいつも買う位置を知ってるから。
さすがに無理あるなぁ。。。他のお客さんが同じ商品を買ったら、位置が変わるじゃん。それに、娘に吐き気を催す薬を飲ませなくても良くね??その商品にすぐに飲めと書いた付箋を貼ってたけど、トイレに来てと書けば良かっただけでは???

邦題について。原題の"Taken"にしといても、しっくりこないか?"Taken 3"。いや、「襲われた」「騙された」って意味で、今作でもピッタリか。