◯アマプラ紹介文
世界中を熱狂させたノンストップ・アクション、ついに極限の哀しみと怒りが爆発するシリーズ最終章へ。〈容疑者〉となった〈無敵の父親〉の最も非情で危険な暴走が始まる!
◯感想
2015年の作品だから、『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』には記載されてない。
脚本が3作品とも同じ人たちが担当を続けているというのが、なんか嬉しい。
以下、ネタバレあり
サムだけじゃなくて、ブライアンの信頼できる友達も協力してくれるのが良かった。第1,2作でももっと協力してくれたら良かった気もするけど。
マランコフの最期の戦いはこの作品の中で特に印象に残った。
白シャツを羽織って白ブリーフ一丁。ダサい。
急に敵が来るとは思わなかったんだろうな。敵が侵入しても必ず見つけられるだろうという防犯システムに自信を持ちすぎていた。それだけその重要性をわかっていて、対策をしていたということ。白シャツ羽織る余裕があったんだぁという気もするけど。布があればそれで何かしら戦えるかもしれない。敵の首を絞められるとか、手の動きを封じることができる、とか。
それにしても、白ブリーフかぁ。『Mr.&Mrs.スミス』の白トランクスはカッコよかったんだけどなぁ。ブラピだからかな。
スチュアートの役者が変わってる。髪型が全然違うやん。
第一作ではザンダー·・バークレイという俳優さんだったのに、ダグレイ・スコットという俳優さんに変わってた。
なんでなんだろう。
てか、なんでそうまでして登場させた?って思ったら、お前やっぱり悪モンやったんかーい。
そういえば、第一作でも悪モンだったわ。海外と取引でモメてたことを、主人公のブライアンは調べ上げてた。命を狙われるほどのことはしてないとか言ってたけど。
いやぁ、それならさ、ブライアン、もうちょっとしっかり検べておくとか、常に見張っておくとかしない?元妻が悪そうなやつと再婚しちゃったのよ?それでも元妻と娘を思うなら、調べとけよ。たしかに調べすぎたら鬱陶しいけども、あなた既に度を越して調べたり干渉しようとしすぎてたじゃん。何を大事なことを見落としてんねん。
だからそのせいで、元妻殺されとるやん。冒頭で。え?どうせ死なせるなら、前作のラストで死なせとけば良かったのでは?ブライアンでも助けられるときと助けられないときがある。そうなったら今作ももっとハラハラ・ドキドキできる作品になったのでは?3作目だし、もう重要な人物は死なないだろうなぁって、戦闘モード、調査モードになってからは安心して見ていられた。
1,2作品目はアナログだったところも良かったのかも。1,2作品目は電子機器、先端機器は最小限だったと思う。例えば1作目で、サムに敵の正体を確認させたところは先端機器だけど、電話しながら誘拐されるところを録音するとか、パリに行ってからは現場に残された手掛かりや、元同僚を脅すとか。ブライアンの行動はアナログだった。
けど、今作はGPSから行動記録を導き出してた。
あ、でもアナログ要素もしっかりあったか。
警察の監視をすり抜けて娘に会うために、吐き気を催す薬をコンビニの商品に忍ばせてた。娘がいつも買う位置を知ってるから。
さすがに無理あるなぁ。。。他のお客さんが同じ商品を買ったら、位置が変わるじゃん。それに、娘に吐き気を催す薬を飲ませなくても良くね??その商品にすぐに飲めと書いた付箋を貼ってたけど、トイレに来てと書けば良かっただけでは???
邦題について。原題の"Taken"にしといても、しっくりこないか?"Taken 3"。いや、「襲われた」「騙された」って意味で、今作でもピッタリか。
◯あらすじ
お金が返せなくなった男から金を取り戻したい奴。そいつは、お金が返せなくなった男の部下を呼び出し金庫を開けさせる。中に金はない。電話。部下を金庫に入れて銃殺。
キムが妊娠検査陽性。誰にも言わずに黙ってる。
ブライアンはキムを訪ねる。
キムの彼氏とブライアンはキムの話をする。キムはいつも同じコンビニで同じ棚から飲み物を買う。するとちょうどいい温度。
ブライアンは驚かせるために少し早い誕生日プレゼントのパンダの人形を渡す。だけどそれで喜ばれるような年じゃないから、持ち帰る。
レノーアをディナーに誘う。断られる。でもレノーアはブライアンのアパートに来る。夫のスチュアートとうまくいってない話。ブライアンはこれから仕事でしばらく家を空けるからと、鍵をレノーアに渡す。一人になりたいときにすきに家を使っていいと言う。
スチュアートがブライアンの家に来る。事態が決まるまで妻のレノーアに接触しないでくれ、と言う。
翌日。
ブライアンにレノーアからのメールが届く。ベーグルを買って来て、というメール。
ブライアンはベーグルを買ってからレノーアがいる自宅に戻る。
レノーアが死んでる。
警察が現れる。ブライアンは殺害容疑で逮捕されそうになる。ブライアンは警官を倒し、逃走。
ブライアンが容疑者であるという報道。
ドッツラー警部はレノーアの死体のそばにあったベーグルが温かいことに気づく。
ブライアンはサムに連絡。ブライアンは隠れ家へ。
ドッツラー警部はブライアンがどう逃げたかに気づく。
警察はキムとスチュアートにも事情を聞く。
ブライアンは警察に押収されたレノーアの車に忍び込み、GPSの情報を手に入れる。レノーアは遠くのガソリンスタンドに行っていた。なぜそこまで?
ブライアンはガソリンスタンドに行き、警察になりすまし、監視カメラの映像を確認する。
手に入れ墨のある男にレノーアは拉致されていた。
ガソリンスタンドに警察が現れる。ブライアン逮捕。
連行途中でブライアンは手錠を抜け出し、パトカーを奪取。カーチェイス。
警察のコンピューターから自分とレノーアの通話記録をダウンロード。
キムやスチュアートには警察が張り付いている。
サムや仲間たちと合流。
サムがレノーアの葬儀に出る。サムを通じてキムと連絡を取る。
普段どおりの行動を守るように伝える。
キムはいつものコンビニでいつもの棚から飲み物を取る。それには「すぐに飲め」と書いた付箋が貼ってある。購入前に?飲む。
キムは大学へ。吐き気がしたのでキムはトイレに行く。そこでブライアンが待ち伏せていた。
ブライアンはキムに吐き気を消す薬を与える。警察がキムに付けた盗聴器を外す。キムは妊娠をブライアンに伝える。
キムはスチュアートが何かに怯え、ボディーガードを雇ったと話す。
ドッツラー警部が大学に警察たちを連れてやってくる。
ブライアンが発砲。屋内消火栓から水が出る。混乱。ブライアンは逃走。
スチュアートは誰かに連絡。そいつらが何かを処理するという。
スチュアートはマリブの家へ。
ブライアンはスチュアートの車を尾行。別の車に追われる。ブライアンの乗った車は崖から押し出される。落下。大破。
ブライアンは生き伸びる。他の人から車を奪い、襲ってきた男たちがいる酒屋に行く。男たちを殺す。
ブライアンはステュアートを拉致。水を使って尋問。
スチュアートはマランコフという男に借金を返せなかったことを話す。
マランコフは執念深く、人殺しも遊びでやる男。
スチュアートが警察に話さず、ブライアンに罪を着せた理由は、レノーアと会っていたブライアンへの腹いせ。
マランコフがレノーアを殺した。スチュアートはブライアンの正体をマランコフに話していた。スチュアートは、ブライアンがマランコフたちに復讐すると話していた。
スチュアートにとっては好都合。ブライアンがマランコフを殺せば借金はチャラ。
ブライアンはスチュアートに警察に行くよう話す。スチュアートはマランコフに殺されるからと拒否。
警察は、レノーアたち夫妻にそれぞれ保険金が1200万ドルかけられていることを知る。
スチュアートはマランコフとの関係をキムの前でも話す。
マランコフはアフガン侵攻でソ連と戦った男。
怒るキムだが、ブライアンはまだスチュアートが必要だと言う。
ブライアンはサムや仲間たち助けを借りる。
警察が調べたブライアンとレノーアの通話記録を調べる。
マランコフのアジトに潜入。
キムはブライアンへの連絡係。
スチュアートは乗った者を確認してから動くエレベーターを正常に動かすために一度エレベーターに乗る。監視カメラの機能を奪ったことで、マランコフはサムとキムがいる車に戻る。ブライアンは一人で建物に侵入。銃撃戦。
女たちと風呂に入ってたマランコフ。
ブリーフにシャツを羽織ったマランコフvsブライアン。
マランコフは致命傷。マランコフは事件の真相を言う。
マランコフもブライアンもスチュアートに騙されていた。
スチュアートはマランコフにブライアンと妻を殺されようとしていた。失敗したため、ブライアンにマランコフを殺させようとした。どちらにしてもスチュアートが勝つ。レノーアは取引の一部に過ぎなかった。
※スチュアートの狙い。
保険金でマランコフにお金を返すこと。でもできれば、ブライアンにマランコフを殺してもらい、保険金を持ち逃げすること。
そこで、スチュアートはマランコフにブライアンの正体をバラした。
警察が調べたブライアンとレノーアの通話記録を調べた結果、誰かが偽のメールでレノーアを夜10時にランチョ・ベレーゴ(ガソリンスタンドのところ)に呼び出したことが分かる。
スチュアートはブライアンの仲間のサムを撃ち、キムを誘拐し、保険金を持って逃げようとする。
スチュアートの飛行機が離陸しようとした時、ブライアンは警察の追跡を振り切ってマランコフのポルシェで空港に到着。ブライアンは車輪を破壊して飛行機を止める。スチュアートを倒し、推測した真相を話す。
スチュアートがレノーアを呼び出し、仲間に殺させた。その罪をブライアンに着せた。
ブライアンはスチュアートを殺そうとする。キムの「パパ」という言葉で殺すのをやめる。
スチュアートが出てきた時は、ブライアンが見つけ出す。覚悟しておけ。
スチュアートを逮捕。
ブライアンの容疑は晴れる。
ドッツラー警部は最初からブライアンが犯人ではないと気づいていた。ベーグルが温かかったから。
スチュアートにとってキムはおとりだった。
できたら参考人としてしばらく街にいてくれ。
一件落着の後、キムは生まれる子供に母の名前「レノーア」と付けるつもりだとブライアンに話す。