カミツレ

殺人の疑惑のカミツレのネタバレレビュー・内容・結末

殺人の疑惑(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ソン・イェジンってこんな顔だっけ?と思いながら見てたけど、女性は髪型一つで雰囲気が変わるものだね。それにしても、こんなに娘と父親がベタベタ仲が良いというのも気持ちが悪い。韓国は日本と比べても親子関係が密だということは知ってはいたが、それにしてもだ…。

ストーリーは、もうすぐ時効間近である15年前に起こったハン・チェジン君誘拐殺人事件の犯人が、実は自分の愛する父親なのではないか?という疑惑の元で、いくつかのヒントと幼い頃の記憶を頼りに真実を追求しようと奮闘する娘の物語。

時効が刻々と迫る中、父親を信じたいと思う一方、闇の中を彷徨い続ける主人公ダウン。とても不穏で嫌なドキドキ感がある。最後の最後まで父親が黒なのか、それとも白なのかよくわからない。それくらい父親を演じたキム・ガプスがうまい。

でも、この父親の人物像がいまいちわからなかったのも事実。自分の子が流産してしまい絶望するのはわかる。でもなぜそれで他人の赤ちゃんを誘拐したのか?そしてこんなに愛せたのか?しかも、義弟にゆすられたからってさらに他の子を誘拐殺人までする?強い動機みたいなものを感じられないから最後まで観てもしっくりこなかった。
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