“ゲス・ベイビー”
2010年の「ヒックとドラゴン」以降不発だったドリームワークスだが、本作は近年のドリームワークス作品では一番の出来!
誰もがコミットしやすいエンターテイメント作品としてもろもろのチューニング、調整が何重にもされていてチャップリン映画の如くスラップスティック且つブラックな笑いを提供してくれる。
今年のピクサー作品「リメンバー・ミー」も良い映画だったが、「ボス・ベイビー」は全く正反対のアプローチで成功した作品と言える。
展開に何ヵ所か無茶なところはあるが、ほぼ気にならないほどにテンポよくウェットにならない見事なバランスのストーリー展開を魅せてくれる。
終盤、ティムがボス・ベイビーにビートルズのblackbirdを歌って聴かせるシーンは大号泣。“子供の成長”を見事に捉えた名シーンだと思う。
笑って泣いてスッキリ最高の映画でした。ムロツヨシ&芳根京子の吹き替えも良い。感想おわり。