ランボーでありたい

ブリッジ・オブ・スパイのランボーでありたいのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.0
メチャクチャ良かったです。やっぱりスピルバーグの映画は面白いなぁ。”冷戦下のスパイの交換”+”史実を元に”ってだけでいくらでも小難しくなっちゃうお話だろう所を、ここまでわかりやすく、且つエモーショナルなものに仕上げてくるもんなぁ。(去年の「イミテーション・ゲーム」も似たような印象を抱いた事を思い出す)
相変わらずエンタメ・シリアス・コメディのバランスのとり方が絶妙ですよねこの人。コメディシーンでめっちゃ笑わせにきた!と思ったら、シリアスな場面にいつの間にかシフトしていってすっかりスクリーンに夢中になってる。感情を事細かに操られてるんじゃないかと疑いたくなるほどです。
好き嫌いは多少あれど、何を見ても『つまらない』という感想を抱いた記憶がないかもしれません。
近作のスピルバーグ作品の中ではぶっちぎりトップといっていいでしょうね。また見たいです。

*見た方全員が、アベル役のマーク・ライランスを大好きになりますよねこれ。彼こそ不屈の男。助演男優ノミネートも完全に納得。