鑑賞録

海底二万哩の鑑賞録のネタバレレビュー・内容・結末

海底二万哩(1954年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

海底探索の冒険モノかと思いきや1人の男の苦悩な復讐劇だった。

世界各国の船が何らかの怪物によって不審に沈没する事件が相次いで勃発。
アメリカ政府の軍艦は海洋生物学者のアロナックスとその部下を率いて怪物の捜査に乗り出す。

怪物に攻撃を受け海に落ちた、アロナックスと部下、銛打ちで弾き語りが好きなネッドの3人は、その怪物の正体である潜水艦ノーチラス号にたどり着く。

この船の船長であるネモ船長は不滅な動力源を発明し、このノーチラス号の中で海の資源だけで自給自足をしていた。

ネモは以前、爆薬の原料を運び出すための強制労働をさせられる捕虜であったが、現在の乗組員である数人と逃げ出しノーチラス号を発明、国への復讐として爆薬を積んだ船を次々と沈めていたのだった。

途中ノーチラス号が座礁し巨大イカに襲われるも、ネッドによって命を助けられたネモ。しかしネッドはこの潜水艦から逃げ出したい思いで、ネモたちの基地であるバルケニア島の位置を書いたメモを小瓶に入れ海に流し、秘密裏に軍艦に知らせていたのであった。

ネモは自身が発明した最先端技術を軍事利用されるのを避けるため島を軍隊ごと爆破しようと企てるも、途中攻撃を受けてしまう。ノーチラス号もろとも海に沈める覚悟をしたネモと乗組員たちだが、ネッドとアロナックスとその部下たちは間一髪脱出に成功し、爆発した島とノーチラス号を眺める…
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