このレビューはネタバレを含みます
ロシア映画。大自然の風景と音。セリフなし。言葉もなく淡々と話は進むけどあの美少女が気になって飽きはしない。所々は要考察と言う感じ。
二人は父娘らしい。あの手紙は実験のお知らせだったんだろうか。ラストの太陽は何を表してるのか。いつも馬で送ってくれる男の子、ちょっと強引だったけどいい奴だったじゃないか...
どこまでも牧歌的かつ一抹の緊張感が続く。タイトルからしてそれしかないという感じで結局それなんだけどそれまでのコントラスが見どころ、なのかもしれない。
他の土地からやって来たと思われる巻き毛の男の子はニコニコと明るく、少女と父親、馬の男の子はほとんど無表情。この地の行く末を悟っていたからなのか。
旧ソ連、現カザフスタンのセミパラチンスク核実験場などをモチーフにしているらしい。撮影はウクライナ・クリミア半島。ちょっと調べてしまったらその現実が重い。映画のようにそこで終わりではなく生活は続く。つくづく罪だ。