この映画を見た理由は1つ
私の愛する監督グザヴィエドランがこの作品の脚本を読み、「まるで自分自身のようだ」と話し、出演を強く希望したというドランファンとして見ざるを得ないと確信した
ドラン✖️サスペンス...
面白くないはずがない
病院の一室という狭い舞台で繰り広げられる、
院長と精神科医の終わりの見えない心理戦
視聴者を苛立たせるほどのそのネチネチとしたしつこさが、
我々の好奇心を刺激して止まない
この作品の解説するサイトを見て特に共感を得た文章があったので引用させていただく。
(note.comより引用)
“★「同じことばを話す人」を求め続けている。
つまり同じ感性をもつ人が身近にいないことの苦しさについて、言い方を変えて何回も作品中で語られている。家族が無理解という場合も。
性的マイノリティーであることが大きかったが、それだけに限らない。誰しも自分と同じ感じ方をする人と出会いたいと願うのが自然だと思う。”
主人公マイケルは
母親が目の前で自殺をしてから
9年も心を閉ざしている設定である
やはりここでも母と子の間の修復の困難な闇が
事件の重大な鍵を握っていた
そしてもう一つ、
ストーリーの始めから終わりにかけて
一貫して焦点が当てられているのが
「死」である
これ以上話すと
危うくネタバレしかけてしまう気がするので
ここまでにしておく
私のサスペンス魂をグサグサ刺してくる
個人的にドストライクな作品であった