エレファント・ソングの作品情報・感想・評価

「エレファント・ソング」に投稿された感想・評価

budd

buddの感想・評価

3.9
2020年66本目
ほぼ密室の会話劇で映画と言うより舞台を観てるような気分になる。
これは中々悲しみの深い話しだった。最初から全ての流れを読みチョコを食べる気でいたんじゃないかと。
最後青白くなってる時に笑ってるように見えた。
二回目観た時に色々な気付きが会話の中にありそう。
kanko

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3.8
アップリンクの見放題で鑑賞、他の2作品に比べたら地味だなと思ってたらこれはドランが監督ではないのですね。

ほぼ会話の会話劇。だんだん真実が分かってくるとともに彼の抱えているものも見えてくる。
ただただ真に愛されたかったのだろう。

最後の言ったか言わなかったかの所は意味深でした。院長と看護師長との寄り添うシーンは良かった。
Yuto

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3.5
生まれ育った環境に、人はとても左右されてしまう。不可抗力なんだよな。
対話をひたすら見る映画なのに引き込まれたし、マイケルにとても寄り添うことができた、観て良かった。いつも死が近くにある院長の心はどうなっていくのだろうか。
nekoneko

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3.8
舞台はカナダの精神病院
失踪した医師の行方を探るための院長と患者である青年との長い会話劇


清潔感はあるけれど 温かさが感じられない院内(ブルーグリーンの色味が強いから
よけいに冷たい印象になるのだろう)

14歳の時にオペラ歌手👩‍🎤だった母親が自殺以来 精神病院にマイケル(ドラン)が
入院している(病院内でも問題児らしい)

象🐘の話も興味深かった
好き嫌いが分かれる映画(私は嫌いぢゃない笑)

中盤にマイケル(ドラン)がトイレに籠る
トイレ内でオペラを口ずさみながらひとしずくの涙を流すアップのシーン…
ドランの美しさにハッとした✨(男性であるけれど)

彼に翻弄された…
まわりのベテラン俳優陣もすごっ…

孤独と母親との確執に蝕まれた青年は
ひたすらに切なかった
(ラストはキンとした冬景色の中にやっと温もりを
感じたけれど…)


追記 ドランの爪も演技のため?…
   爪ないよ
   
Jeffrey

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1.5
「エレファント・ソング」

冒頭、1949年キューバ。オペラ歌手の女性で母、精神病院に入院する青年マイケル。オペラ歌手である母が目の前で自殺、担当医師が失踪、事情を聞く委員長、条件の提示、僕のカルテ、ご褒美のチョコレート、看護婦長、そして巧妙な罠。今、母が教えてくれたゾウの歌を歌い続ける…本作はドランが主演した2014年のカナダの作品で、久々にBDで鑑賞した。ほとんどが会話劇で心理的ドラマである。ドランがこういったこじらせ系のキャラクターをめっちゃ演じたかったんだなぁと言う印象しか残らない作品。正直全然楽しいとは思えない。彼のファンである人が見るための映画って感じ。
Mocco

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3.3
退屈かと思いきや、会話に引き込まれた。なんだこの悲しい話。。
俳優のドラン。
確かに自ら希望しただけあって、はまり役だと言える。彼の話に翻弄させられる会話劇なんだけど、ほぼドランの一人芝居を見ているような気分だった。
ただこうなることは、なんとなく見えていた。切なく、やるせない。
少し物語の背景が足りなくて、他の人達の気持ちに寄り添えなかったのが残念。
一枚仮面をつけて相手と接する、そうしないとのみこまれる
でもまっすぐにみてほしかったから
EllenBlue

EllenBlueの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ただただ父からも母からももらえなかった愛を欲している主人公が、医者と心理戦を用いて全てから解放されようとする一幕を描いた作品。

演者の演技もも会話劇も見応えあった。
しかし、映画としてはシチュエーションが少ないので、少し物足りなかったです。

関わった医者と看護師は主人公の死を通して愛を見出したのだろうか。現妻は一体どうなったのか、何だか心が痛む最後。
ゾウの事が色々わかる。
そんな映画。

ゾウの妊娠期間は哺乳類で最も長い22ヶ月。
命を落とした仲間の亡骸を弔う習性があり、
涙を流すという。

とある精神病院。ローレンスという医師が原因もわからず失踪した。手掛かりを知るのは患者のマイケル(グザヴィエ・ドラン)のみ。院長のグリーン(ブルース・グリーンウッド)は、ローレンスの行方を聞き出す為にマイケルとの対話を始める。

話をする代わりにマイケルが院長に提示した条件とは…。

①自分のカルテを読まない事
②褒美にチョコレートをくれる事
③看護師長をこの件から外す事

凄い!!
グザヴィエ・ドランの演技に圧ッ倒される!!

終始、調子外れな彼との対話にグリーン院長は苛つきを隠せない。核心に迫ろうとすると、ゾウやオペラの話題に逸らしてしまうマイケル。院長にとっては、元妻にあたる看護師長(キャサリン・キーナー)への暴言をワザと吐き、院長の気持を逆撫でる。

ひたすらマイケルに翻弄される。
それは観ている者も同じ。
ドランくんの演技が上手過ぎて惹き込まれる。
こっちまで苛つき始めたら、完全に彼の術中にハマったようなもの。

元は戯曲との事で、会話劇、密室劇として面白い。

…ものの、終盤にかけては少し残念。
以下ネタバレ含みます。

















ローレンス失踪の理由が個人的にはかなり拍子抜け。もっとサスペンス的な展開を期待してしまった。

本当は、マイケルの不遇な生い立ちや、愛し愛される事が本質的なテーマなので、そちらにしっかりフォーカスさせるべき。前述のローレンス失踪が大した事件ではなかった事で、観客の緊張の糸を一度途切らせてしまっており、ドラマティックな感情でラストシーンを迎えられなかったのが残念。

母に愛されなかった事。
一度しか会っていない父は象牙の密猟者であった事。
誰にも愛されなかったマイケルをローレンスは愛してくれたが、彼に触れられる事はなかった事。

マイケルとしては耐え難い苦しみが、ラストの悲劇を招く。

カルテやチョコレートの伏線回収は見事だし、作品としては悪くないけど、ローレンス失踪に何の事件性もないのが、若干の肩透かし。

グザヴィエ・ドランの演技に酔い痴れるという意味では、おススメ。
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