ながの

くもとちゅうりっぷのながののレビュー・感想・評価

くもとちゅうりっぷ(1943年製作の映画)
-
おうちで勝手に特集上映
「戦時下日本、庶民映画」

太平洋戦争中に製作された「陸軍」と「くもとちゅうりっぷ」を続けて観ました。

「くもとちゅうりっぷ」は1943年(昭和18年)に公開された、日本初のセルアニメーション作品。16分の短編ミュージカル作品です。まさか戦時下の作品とは思えませんでした。白黒なのになぜか色彩豊かに感じてしまう。キャラクターの動きも滑らかで表情も可愛く、雨粒などの描写も丁寧。とても上品な作りでした。

蜘蛛が糸で作った「ハンモックに乗らないか」とてんとう虫の女の子を誘いますが断られ、執拗に追いかけ回します。そんな中、てんとう虫をチューリップが助けて匿ってくれました。
雨が強く振り始め、蜘蛛は巣とハンモックが壊され、お気に入りの帽子も飛ばされます。ミノムシの家を強奪してしのごうとしますが、体ごと風に飛ばされてしまい…
というあらすじです。
ながの

ながの