じゅん16g

ヴィンセントが教えてくれたことのじゅん16gのレビュー・感想・評価

3.5
新たな街で母親と二人で生活を始めた少年と、隣に住むろくでなしの老人の交流を描いた作品。

少年とおじいさんということもあり、どこかグラントリノを彷彿とさせた。凄く下品だけど(笑)

ヴィンセントは粗暴で下品、偏屈で短気とまるでいいところがなさそうだけれど実は彼には秘密があって…。
少年はヴィンセントに臆する事なく、ヴィンセントもそんな少年に少しずつ心を許していく過程がすごく好きだ。

二人の関係は祖父と孫、親と子というよりもどこか友情にも似た感情が芽生えていたように感じた。
ラストシーンは特に良い。