P弼三太郎

ズートピアのP弼三太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。肉食動物も草食動物も関係なくなりたいものになれる理想郷、ズートピアが舞台。まずこのズートピアが夢みたいで素敵!動物たちによって街の環境がガラリと変わるし、電車みたいなので突っ切るの気持ちよさそう。

そんな理想郷に憧れを抱いてやってきたジュディは、新人だった頃の自分を思い出してむず痒い。みんな、最初はそう思ってたはずなのにな。
だんだんと現実を知っていき、諦めを覚えていく中、ひょんなことから詐欺師のニックに出会う。

アイスキャンディーのアイデア、狡賢いけど頭いいね。現実でも思うけど、どうしてその頭の良さを悪いことにしか発揮しないんだろう。
そんなニックも小さい頃は希望で溢れていたけど、種族が故に阻害されてこうなってしまった。犯罪を擁護するわけでないけど、もし自分が同じ立場ならグレなかっただろうか。

真反対の二人がコンビとなってある事件を追っていくのだが、この黒幕とされている市長。権力が惜しくて事件を秘匿するのだけど、人間みたいだね。結局真の黒幕は秘書だったんだけど、日頃から市長のパワハラに耐えてたわけで、自業自得というか、胡座をかいていたというか、、、本当の意味で肉食動物も草食動物も平等であれば起きなかった事件なのかも。
まあ巻き込まれた肉食動物たちはたまったもんじゃないよね。

最終的に事件は解決し、ニックとジュディは警察としてコンビ組んだってところでおしまい。
動物だしかなりコミカルに描かれているけど、メッセージは深いんじゃないかな。

24/09