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ズートピアのmintrieのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
5.0
ディズニー映画を鑑賞する度、「面白かったけれど、きっと来月にはこの気持ち・忘れるな」といった、一過性の感想から、どうしても離れられなかった。だから、ズートピアを鑑賞する前も、そんな風な自分を予想していた。…結果・大いに甘かった…。3度鑑賞。1度目は、脚本の緻密さに唸り。2度目は、キャラクター設定の機微に笑い・涙し。3度目は「ああ…こんな場面がこんな風に繋がり、あれもこれも表現されているのか…」と再確認。特にニック・ワイルドのキャラクターには、ノックダウンした。ジュディーと行動する内に移り変わる感情の機微は、大人の男性のものだけれど、時折見せる茶目っ気に、好きにならない人間が果たして、いるのだろうか….?。人種差別問題を繊細に動物に置き換える手法は、何度見ても舌を巻くし、ズートピアの街設計は見る度にワクワクが詰まっている。ディズニー映画の見方を変えてくれた本作に、心から感謝したい。
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