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ズートピアのKのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.3
考えさせられる映画、、で終わらせたくない映画だから考えたことや感じたことを記録しておく!
ズートピアは肉食・草食動物関わらず多種多様な動物が共存して暮らす都市社会、まるで宗教や国籍を超えて多種多様な民族が混在する人種の坩堝であるアメリカを象徴するかのように思える🤔
またzoo×utopiaで動物達の理想郷『誰もが何にでもなれる街』というキャッチフレーズは資本主義国家の下で自由の国を謳うアメリカそのものに見えた、、ズートピアの世界ではあらゆる動物が1つの都市に集結して暮らしていたけど、そこには暗黙の了解の如く動物界におけるヒエラルキーが浸透してた。ウサギのジュディ(恐らく動物の世界では草食系・小動物であるほど社会的地位は低い)はそういった差別に耐えながらも自己実現に励むが、あることがきっかけで彼女自身も心の内で肉食動物に対する無意識的差別を持っていたと自覚する。差別はいけないことだと説いてまわるのもいいけれど、他人を指摘する前に本当に自分は自分の気づかない所で他者を区別していないのだろうか、と考えさせられるきっかけを与えてくれた映画だった!
あと、世間にまかり通るこういった格差や差別を国のトップ(今回は市長のヒツジとその側近)も容認して、政治利用していることも根本的な原因の1つに感じた。ズートピアでは黒幕が逮捕されて次のトップがどうなったかについては描かれて無かったけれど、土台が解決されていないからきっとまたどこかで繰り返されると思う。
ここ最近の相次ぐニュースからもわかるけれど、こういった問題はアメリカでは日常茶飯事。そんな現代アメリカを揶揄しつつも、レイシズムについてそれぞれが考え直せるきっかけになるような映画だと思った😌

I think Zootopia where various kinds of species live together is something like a symbol of the United States of America where often said "a melting pot of many races and religions"."Everyone can be everything in Zootopia"is like a metaphor for "America is the land of dreams, land of freedom."There is a clear hierarchy in Zootopian society,of course that is an unwritten rule.Zootopia made me to reflect myself if I have discriminated someone “subconsciously “. Also in this movie,the government admit such as a discrimination and they use it for political movements.I think this is the prime cause of racial discrimination.In America,these days,the problems of racism happens everywhere one after another as if they were everyday occurrence.I could get the chance to think about racism from this movie:)
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