「ディズニー版マッドマックス(怒りのデスロード)」と言われていた頃から気になっていたが、ようやく見た。
が、このCG映像での華麗なアクションはどちらかと言うとマーベルでは?
映画的にも、ディズニープリンセスものというよりも、ヒーローものっぽいし。
ストーリーも神話っぽいシンプルな骨子で、上気のマーベル・ヒーロー感も相まって、英雄物語といった感じで、確かに全然ディズニーっぽくなく、何も知らずに見たら衝撃を受けそうだ。
ただ、(マッドマックスはともかく)ヒーローものは特に好みではないので、見ていてそこまで盛り上がることはなかった。
映像は凄い。とくに水のCGは、フォトリアル系のCGアニメが好みでない自分でも感動するほどに美しく、CGグラフィッカーの狂気と執念を感じた。
主題歌も好きだったので、劇場で観たら、映像の美しさやアクションの迫力で普通に評価1.5倍くらいにはなってそうではある。
しかし……
ポリネシアン文化や神話なんかを丁寧に描いておいて(るであろう)本作において、そのヒーローポジションの、ポリネシアの原住民の神話的英雄であるマウイの口癖が英語の「ユアウェルカム」ってのは……どうなんですか?
アメリカ帝国主義の正当化と見えなくもないというか……穿った見方(誤用)かもしれないけれど、これだけポリコレを謳ってるディズニー的にこれはどうなんですかね……
まぁ白人にとって、白人は人、黒人は黒い人、それ以外は猿だからね、仕方ないね……
……で、これ、どうやって2作るねん?