横須賀アット

モアナと伝説の海の横須賀アットのレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
5.0
モアナと伝説の海面白すぎでしょ!

まず、始めに伝えたいことは日本ディズニーの宣伝の仕方は全くもって勿体無い。

ディズニー作品を支えている層は女性であり子供達であるのでしょう。けれど、その事に囚われすぎて本来見てもらいたい多くの層を取り逃がしていないでしょうか。
そもそもディズニー作品は老若男女問わずに楽しめるジャンルであり、ブランド力だ。

けれど、テレビや予告、ポスター、全面に押し出した主題歌など、プリンセス願望を具現化したような内容。

蓋を開けてみればこの作品はプリンセスではなくモアナがどうやって自分の思いを遂げるかという『自己実現』というテーマであり、海を駆けるアドベンチャー作品という宣伝文句と大きく欠け離れたテーマなのである。

モアナの相棒であるマウイは英雄であり神のような存在。武器である釣り針もカッコイイ!マッドマックスな展開もあり、アクションシーンも見応え抜群!ストーリーもどちらかと言えばドラクエなどのRPGが好きな男の子に是非見せたい作品だ。

私自信もこの映画を見た切っ掛けは口コミです。
見て大正解だと素直に言えるほど私はこの作品は好きになりました。

ディズニーは時代による女性の在り方を全面的に応援している。そして、自分達で築き上げたプリンセス願望という呪縛から解き放とうとしている昨今に、そのテーマを日本の配給側が全く理解しておらず、作品の持つイメージをねじ曲げで伝える行為は1つも良いところが無いと思います。

だからこそ、今のイメージを変えるためにも見に行って貰いたい。