ユアン、歳とったなー。
優柔不断で気優しい大学教授が、ロシアマフィアとMI6の駆け引きに巻き込まれる話。
登場人物それぞれの、「守りたいもの」というのが、話が進むにつれて明らかになってゆき、初めは疑い、牽制していたのが、終盤でひとつになっていく様が、じわじわと楽しめた。
これといって派手なアクションや凄いスパイ道具が出るわけではないけど、ちょっとした言葉や動きにキレがある。ラストはボーンシリーズを思わせる粋な閉じ方。なかなか良かった。
吹き替えで観たが、期待通りユアンの声は平田さん。女の子を蹴り飛ばすチンピラにブチ切れるところ、平田さんの声で騎士道精神でたーと思い、ニヤッとなってしまった。