喵來

解放区の喵來のネタバレレビュー・内容・結末

解放区(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

民俗学の参考

リアリティーを語るならその中に入らないとわからないその資格はない。

都庁直下な地域から、眠らない街大阪西成のあいりん地区、飛田新地を対象としたドキュメンタリー。。ドキュメンタリー仕立て?
ホームレスだけでなく、ホームレスになれない階層が実は1番悲惨かもしれないという。毎日の炊き出し、は人助けの象徴?みんな常に酒飲んで道路は常に煤けてて壁は落書きだらけ。でもその眠らない街で外でちゃんと活動できてるのは男だけ。女は寝て金を掠めていく。
当然シャブもあるわけでパクられるも茶飯事なわけで。でも銃がないのは意外写ってないだけ?

ホテル1つとっても1泊700円の不衛生、それを除いても3日で3万円近く使えちゃうて経済格差
決まった場所に立っていればいつでも誰でも日雇いの仕事ができてしまう(供給量に限度はあるが)
そこも若さ重視なら数年後にはどうなるんだ?

人を探すのが難しいのはどこに居てもそうだけど、三つ巴になるとそれがまた。。
とりあえず対象と同じようなグループに入り込むところから
距離感をつかんでないと追いかけている対象と、自分の境目がわからなくなる。エスノの難しいところ。



最初のインタビュアーの下準備のなさ加減とあまりの無神経さに耳を疑う。マスコミに対する悪いイメージはこういうところから始まる。ADいじめはマジで見てらんなかった。

リアリティと謳いつつ16歳のタバコの一瞬の映像に厳しいって日本ってクソな国だね。中流意識なんてほんとクソだって。
どん底を語るやつも、また本当のどん底は知らない
喵來

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