CucumPrincess

ザ・ビートルズ 1976ダコタ・ハウスにて…のCucumPrincessのレビュー・感想・評価

3.6
懐かしい人に会った日の帰り道はThe Beatlesが聴きたくなる。

今日は"Two Of Us"な気分。(そしてこのレビューを書きたいがためにこの作品を借りて帰った私。)キーワードが「再会」の点で、この作品は今日の話だった。

「懐かしい」という感情が全ての感情の中で一番好きだ。私を私のままでいさせてくれる感情。新しい世界や出会いが好きで、そこに私の心は躍る。でも、たまに後ろを振り返って少し戻って「あの時はさ、」と話すあの安心感は、明日また前に進むためのエネルギーになる。

実は、数週間前駄々を捏ねていた。
「もう仕事辞めたくて!なんなら今だって、5秒前だって辞めたいと思ってました!」
先輩にそう言い放った私は、思い通りに行かなくて泣き喚く子どものようだったと思う。
馬鹿だ。正直、私は忘れていた。
昨年までの私は物凄く今の仕事に憧れていたのに、夢に向かって脇目も振らず必死だったのに。
我儘だ。忘れるなんて、私に失礼だ。
「今でも1年前のあなたを思い出すよ。あんなに頑張って夢に向かう人、見たことがないよ。」これは、先生に言われた言葉。
「変わったよ!すごく、変わった。全然違うよ。成長にびっくりするよ。」これは、仲良くしてくれているお姉様に言われた言葉。

忘れていた。そして思い出させられた。夏休み、懐かしい人たちと再会できて良かった。
また、私が忘れかけたら会ってほしい。いつまでも何回でもあの時の話をしてほしい。

"You and I have memories
Longer than the road that stretches out ahead"
良い歌詞だ。もう!懐かしいって大好きだ!
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