人の存在とその一生を命題と掲げ真摯に、真正面から取り組んだ渾身作。
或いは。
極上のパイオツに欲情して腹上死のリスクも構わずついついガン突きしてしまったでござる映画。
という事ですけれども。
詰まり、深刻な積もりかしらんけれども結局はなんも言ってないのと一緒だなと、どっちでもいいわと思わされる贅沢な甘さばかりを感じてしまったと、そういう事ですよ。
斎藤工と杉野希妃に並ぶと顔がでかく見えてしまうという逆境に在っておっぱいを披露してくださった三津谷葉子には感謝しかありませんけれども。
だったら「愛の渦」の時点で、と思わなくもないですよね、と。