このレビューはネタバレを含みます
ラスト前、急激に違和感を覚える。
仲間と別れ、新たな道を選んだウッディ。
この時は、えっ？！ みんなを捨てちゃうの？ 別れちゃうの？
と思ったのだが、さらに驚いたというか、違和感を覚えたのは、それを仲間たちが、引き留めるでもなく、薄情者と責めるでもなく、予定調和のように歓迎し、送り出しているところだ。
前段で、仲間たちが、自分たちの存在自体がウッディの自由を奪い、危険にさらし、彼自身を苦しめていることを話し合ったり、説得しあったり、自分たちが自立しなきゃダメだと思い始めていたり、と、いったシーンがなかったと思う。あったとしても見落としているか、印象に残らない程度のさりげないものだったのか、、、
自由を求め、出て行ったあの女性人形とは背負ってるものの重さが違うはずだし、アンティークショップのあの声の出ない人形からも、何か自分のこれからの人生を決定付ける何かを感じ取ったとは思えなかった。この辺、複雑に織り込まれていたのを読み取れてない可能性が高いが、ウッディの決断と、それまでのストーリーとの結びつきがしっくりこなかった。
おそらく、もう一度見てみないと、この点は解決できないだろう。
