きょん

トイ・ストーリー4のきょんのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

トイストーリーを最初に見たのは小学生。持ち主のアンディの成長と共に視点が大人になり、私もたくさんのオモチャとお別れしてきた…淋しい気持ちもありつつ、映画館で鑑賞。ウッディーは常にアンディの「お気に入り」だったが、今回の4では意外にもボニーのお気に入りになれなかった。1のバズのこともあり、ウッディーも成長したので先割れスプーンに嫉妬することはなく、むしろボニーを想って必死にゴミ箱から拾い上げ助けていた。ウッディーの正義感の強さや献身さは見ていて辛くなる…。悲しい悪役だったギャビー・ギャビーにボイスボックスを奪われたとき胸が張り裂けそうになった。等身大の同じ人形を持っていたから分かるが、引っ張って声がするのはアンティークドールの強みだ。それをウッディーから奪ってしまうのは酷いと思った。2でマニアに盗まれた際に綺麗に修繕されたものの、1950年代後期から考えればウッディーも年代物だし、ボイスボックスが絶好調だったのはアンディが優しく遊んでいたからかな…。他の人形やオモチャを見捨てないのがウッディーの性格だったが、4のラストでは最終的に恋人らしきボーと共に自由に生きることを選び、バズ達とお別れして野良オモチャになる選択をした。映画館の中がざわめいたし、私は悲鳴を上げそうになった。ウッディー行かないで!…と。バズやジェシー達を置いていって良いのか?もし親になったアンディが気まぐれでボニーを訪ねたら、ウッディーが居なかったときショックではないか?と色々考えた。ウッディー自身の幸せを考えれば…?いいや、納得はしていない。ウッディーの献身さはエゴだったか?違うと思うな。あんなにみんなを救ってきたのに、誰もウッディーを救えないのか?悲しくなる、虚しい。やはりウッディーを救えるのはアンディしかいない。ウッディーに幸せになってほしい、優しくほがらかな愛に包まれてほしい。そんなことを思う。賛否両論あるが、私はまだ納得出来ていない。
きょん

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